思考②

思考のお話のつづきです。

 前回のコラムで”考えたこと(思考)は、その時の「脳の反応」にすぎません。”と書きました。皆さんはどう思われたでしょうか。「私の考えていることはだいたい真実だ」とか「私は意地悪なことを考えてしまうから性格が悪いんです・・」等、単なる「脳の反応」である思考に対して、”確信”したり、”性格と結び付けたり”していませんか。

 わたしも”思考がその時の脳の反応にすぎない”と知るまで、「思考=自分」と考えていました。それはまるで一体化していて、何の空間(スペース)もありませんでした。

 しかし、思考とは、毎日空に浮かびは消えていく”雲”のようなものです。自分とは、その向こう側に広がる”空全体”とイメージしてみてください。”雲”は、日によって雨を降らせたり、カミナリをおこしたりすることがありますが、たいていは時とともに消えていくもので、それが思考なのです。雲の向こう側にある”空全体”が、あなた自身なのです。雲(思考)と空(自分)は一体化してはいません。かならずそこにはスペースがあるように、思考と自分の間にスペースをイメージしてみてください。

曇天であっても、カミナリが鳴っていても、それをただ観察して、時のままにながめてみてください。「ああ、今日はカミナリの日だった」と。ただ、それだけのこと。

それが、思考を手放すこと、につながります。


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